「読み聞かせ」ということば [絵本のこと]
私は 近所の文庫とシゴトで
絵本を読む機会が たくさんあります
おなじ絵本を 違うこどもたちに 読むことも 多いのですが
一週間に4~6冊は 読んでいることになります
ということを 誰かに話すと
「読み聞かせしているんだ~」
と 言われることが 多いのです
でも
その「読み聞かせ」ということば
私は すきではありません
「読み・聞かせる」から きていることばだろうと思うのですが
「聞かせる」という響きに どうも 「上から目線」を感じるのです
ずっと ずっと その思いを 持っていましたが
先日ある方から
「90歳になる 絵本作家の方が
『読み聞かせ』ということばは 大嫌い!
なにか ほかによいことばは ないものか・・・?」
とおっしゃっていたと聞いて 思わず
「そうそう!そうなんです!」
と叫んでしまいました
その方が言われるとおり
こどもがいるおかげで 『絵本を読ませていただいている』
のです
同じ絵本でも
その時の私の調子によって
聞き手のこどもたちの 反応によって
絵本からあふれ出てくる世界が 変わるのです
それが 楽しくて 嬉しくて 私は絵本を 読んでいます
こどもと絵本がだいすきなまあさんです どうぞ よろしく
絵本とこどもが好きなまあさんのブログです。お出かけした時のこと、気になることばについても書いています。不定期更新ですが どうぞお付き合いください。
確かに「上から目線」に聞こえる言葉ですねー。
でも、自分はよく姫達に
「読んで『あげてんだから』ちゃんと聞いて!」と
怒っていたような・・・・・反省です(><)
by mariotto (2010-08-03 14:57)
mariottoさん、いいんです!
我が子には、いそがしい間を縫って「読んであげてん」です(*^_^*)
こどもと絵本を読むという時間は
その絵本の世界を 読み手と聴き手が共有できる
楽しいひとときなので
「読み・聞かせる」という感覚が
なじまないなぁ~ ってずっと感じていたわけです。
それをおじいさん作家の方がおっしゃっていたと聞いて
嬉しくなってしまったのでした。
by まあさん (2010-08-04 10:32)
まあさん、こんにちは、ニコタのさんしぇです。
〝読み聞かせ〟仰るようなかすかな齟齬感、私も昔から感じて
いましたが、今や、人口に膾炙して定着していますね。
子供さんを育む意味で、私のピアノレスナーと言う仕事との共通性を
感じています。
時に、指導すると言う、上から目線の行為を行うのですが、それを
受ける子供さんの反応に、ある時は感動を与えられ、つまりは私も
育まれているなぁ、という双方向性を常に感じています。
親切は人の為に在らず、指導は人の為に在らず、どちらも私にとっての
真と銘じています。
by さんしぇ (2010-08-04 13:12)
こんにちは。
momoziです。ずうずうしく来ちゃいました(笑
うちの小学校では、「図書ボランティア」という、
PTAの集まりがありましてね、月に一度、
クラスを回って、「読み聞かせ」をされているのです。
考えてみれば、その言い方、違和感、ありますね。
確かに、読んであげてるんだけど(笑)
ボランティア、といういい方にもちょっと引っかかりがね・・。
図書室の先生は、悲しい本を読まれているとき、涙ぐまれます。
で、こちらも聞いてて泣きます。それだけ感情移入しているんですね。
同じ想いを共感できる、貴重な空間だと思います。
素敵なお仕事、されているんですね。
by ニコタから来ました (2010-08-04 16:22)
今まで、学校側から「今年も読み聞かせをお願いします」と頼まれ
違和感なく今まで来たのですが・・・
そう言われてみれば、上から目線を感じますね。
少なくとも 「読んであげている」 わけではないのですからね。
私たちも、結構楽しんでますし♪
本当に他に何かよい言葉があるといいですね。
by てふてふ (2010-08-04 16:22)
さんしぇさん、コメありがとうございます。
双方向性、まさにその通りですね!
もちろん先に生まれた者として
経験値からことばをかけることも あるわけですが
それを受けたこどもたちの反応や
私のことばを上回る発見をしてくれることも多くって
本当にこどもってすごい!!
と思います。
by まあさん (2010-08-04 22:32)
momoziさん、ようこそおいで下さいました^^*)
「ボランティア」 私もソレ、ひっかかりますw
無償で有志がしていると 必ずボランティアになってしまうんですよね
私のシゴトも シゴト量に対してのペイが少なくって
よく「ボランティアのようなもの」と自嘲しています^^;
でも 報酬に勝る感動とエネルギーを
こどもたちの成長からいただいていると思っています。
by まあさん (2010-08-04 22:36)
てふてふさん、楽しいですよね~♪
ちょっとした ことばのあやのような感じですが
そんなところに ついこだわってしまうのが わるい癖かなぁ~
なんて思うのですが・・・
「ことばが こどもの未来をつくる」
「ことばを育てることは こころをそだてること」
という 理念をもっておシゴトしているので(笑)
ことばに敏感なことも 大事な私の生き方に なっています(*^_^*)
by まあさん (2010-08-04 22:42)
こんばんは^^
たしかに「読み聞かせる」は上から目線にも見えますね。
どうしてもお世話をしてあげてるからと思ってるからかもしれません
たとえばシンガー(アーティスト)であれば歌って聞かせるなんて思わないでしょう。たとえ無償であろうと耳を傾けてくれるお客様は神様です。
「子供の前で本を読む」こともアートで自分を表現できる最高の場だと考えて聞き手に感謝しお互いが楽しめるようになれるといいですよね
by しなもろーる(ニコットタウンからきました)
by りらっくま10号 (2010-08-06 22:49)
しなもーるさん、(りらっくま10号さん!) ありがとうございます^^
そういえば、昔から
昔話を 「語る」とか「素ばなし(すばなし)する」 と いいますが
「語り聞かせる」「話し聞かせる」 といういい方は なかったですよね。
いつからか 「大人がこどものお世話をしている」 という感覚が
日本人の大人の中に 強く根付いてしまったのかも しれません。
「こどもは 村の宝」 「こどもは みんなで育てる」
という 感覚は過去のものなんですよね、きっと。
私は絵本を読むのが自己表現の場 とまではまだまだ至りませんが
絵本を食い入るように見つめるこどもたちの
キラキラした瞳が大好きですw
by まあさん (2010-08-08 21:48)
なるほどなぁ。 言われてみれば。
あたしの行ってた小学校でも「読み聞かせ」やわ。
よく、図書館とかでは「お話し会」って言うてるけどな。
どうしても、読んであげてるって感覚になってしまうな~。
ちゃんと聞いてもらわなあかん!って・・・
一緒にこの本を楽しもうっていう気持ちが欠けてるな。
by 理恵さん (2010-08-09 15:16)
理恵さん、どこの小学校でも(幼稚園でも?)
「読み聞かせ」ですよね。
私が参加している文庫は「おはなし会」です。
図書館や文庫のようなところは
「読み聞かせ」ということばができる前からしていたのか?(笑)
それとも
私みたいな「理屈や」が多いのか?!(爆)
ですよね! きっと!
by まあさん (2010-08-20 15:08)