絵本をたのしもう [絵本のこと]
以前 CURURUのブログともだちが 紹介していた絵本
『ぜっこう』
柴田 愛子 作・ 伊藤 秀男 絵
ポプラ社
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=3769
いきなり 「ぜっこうする!」で始まる この絵本。
作者の柴田 愛子さんが
長年保育している「りんごの木」(本の中では「あそび島」)で
実際に子どもたちの間でおこったコトなのだそうだ。
強烈な 表紙。「ぜっこう」という言葉の重さ。
そんな強いイメージの絵本の中に
子どもたちの ホンキの思いと 愛子さんの愛情が なみなみと描かれている。
先日 その柴田 愛子さんの お話をきく機会に恵まれた♪
いろいろ心に響く言葉はあったのだけれど
なかでもいまだに 私のこころに響き渡っていることば
「教育的効果」
最近 おとなから よく
「どんな絵本をこどもに与えたらいいですか?」というような
絵本に「教育的効果」を求める質問が 増えているのだそうで。
それに対する 愛子さんの考え方
「絵本は所詮絵本。読んでおもしろい、楽しい、ワクワクする♪
それでいいでは ないか!
自分は教育的効果を考えて絵本をつくっているのではない。
自分で読んだり おとなに読んでもらったりした子ども自身が
そこから 何かを感じたり 記憶に残ったりしたことがあれば
それが 結果として教育的効果となっているのであって
『こうすれば こうなる♪』みたいな 簡単なことは
絵本にも 子育てにも ないのです」
というようなことを 言われたのです。
思わず「その通り!」 っと 声がでそうになりました
インターネットで調べれば サッと「答え」がみつかる(気がしている)時代。
テレビをはじめとする報道で 「白か?黒か?」を常に追求しているのを見せられている時代。
ずっと後に 「あの時のアレのおかげで いまがある」
「あの時はわからなかったけど アノ事が自分を育ててくれた」
そういう実感が大事なんだよな~ と思います。
こういうチカラを 子どもにつけるために コレをさせるって
確かに大事なときもあるけれど 人間が育つのってそんなに単純なことじゃない
毎日のおとなの精一杯やあるがままの姿こそが 子どもにとって大事な教育なんだよ。
と 最近とくに感じています。
「勉強させたかったら 自分が勉強する。
子どもは勉強、おとなはテレビドラマ、では 子どもが勉強するはずがない」
これも その時の 愛子さんの ことばです。
「教育的効果」なんて考えずに 必死で生きて たのしくすごそう♪
絵本も たくさん たのしもう♪
こどもと絵本がだいすきなまあさんです どうぞ よろしく
絵本とこどもが好きなまあさんのブログです。お出かけした時のこと、気になることばについても書いています。不定期更新ですが どうぞお付き合いください。
押し付けて読むよりも、自分が読んで楽しいのが一番ですよね♪
うちのねこも、本が大好きなんだけど、
最近は推理モノにはまっています。
親が読んでほしい本と、子供が好きな本にギャップはあるけれど
自分がおもしろくて次のも読みたい、また違うシリーズも読みたいと
思って読んでいてくれればいいかな?
by mariotto (2010-07-17 16:53)
mariottoさん、そうですね~。
ウチの娘も「なんとかシリーズ」っていう謎解きの推理モノにハマった時期がありました。
それでも、読まないよりはいいかなってね。
なにせ、いまの子たちには 漱石や芥川なんて古典に近いものがあるらしいし・・・
そうでなくても どんどん読み進められるものの方が楽なわけで。
絵本はね、私がリビングに出しておくと
ときどきパラパラ見ているようです。
by まあさん (2010-07-19 11:47)
「ぜっこう」 これ、あたし、朝の読み聞かせで読みました!
えっと、、、、CURURUにも日記書いてんけど、何年前だったか、、、何年のクラスで読んだか忘れてしもたけど、
これ、、、先生が主人公を諭すシーンが真っ向からぶつかるって感じで直球でしょ?
あたしは誰かに気持ちを伝えるということは、ごまかしたり、きれいな言葉で塗り固めても何も伝わらないんだってこと、この本から感じましたね。
相手が子どもだからといっても、直球で。
朝の読み聞かせなんで、、教室の中、しーーーーんとしちゃって、、、
やってもーた!!! って思ったけど、あたしはこの本は好きです。
by 理恵さん (2010-07-25 14:31)
まあさん、こんにちは(^v^)
以前は、御訪問&コメントありがとうございました♪
私は本が大好きです。
ジャンルを問わず読んでます。
うちの子は・・・と言うと、あんまり読まないですね。
放っておいていますが・・・
秋に、小学校で子ども達に読み聞かせをします。
そろそろ本選びを始めたいと思っていますので、
参考にしたいと思います。
by てふてふ (2010-08-02 11:26)
理恵さん!そうそう。理恵さんのCURURUの記事で 初めて知って図書館で立ち読みしたのが 『ぜっこう』との出会いでした。
早速文庫にいれてもらって3~6年生がときどき借りていくのをみて、ドキドキしていました。(文庫では低学年が多いので コレは読めないの・・)
理恵さんの記事から、読み手の私も、聞き手のこどもたちも、エネルギーがあふれているときに よみたいなーといまだにタイミングを探しています^^;
by まあさん (2010-08-03 00:56)
てふてふさん、ありがとうございます。
お母さんが いろんな本を読んでいらっしゃれば
お子さんもいつかきっと 絵本にも本にもぐぐっと魅かれるトキが来ますよ♪
小学生は1年生と6年生では興味も反応もまるで違うと思います。
その違いをゆっくり楽しんで まずは本選びですよね!
なんだか私がワクワクしています
by まあさん (2010-08-03 01:10)