私は残念だったけれど・・・ [映画]

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ワタシの仕事 http://live-love-laugh.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300989885-1

のところでちょこっと紹介したけれど

子どもと 絵本・物語と 異文化と関わる仕事をしています 

そこでもあつかっている絵本に

『かいじゅうたちの いるところ』 

モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房

Ehon_537.jpg

 が あります 

そう、いま「大ヒット!」と言われている映画の原作です

絵本はとっても短くて

子どもたちに読んでも きっと7分で終わってしまうくらい・・

それをどうやって2時間近くにひろげるんだろう??

と、興味津津でした

そこで 先週の月曜日、仕事仲間のDさんと一緒に観に行ってきました [るんるん]

まずビックリしたのは、字幕版は一日2回くらい

しかも夕方から夜しかやっていないところが多いんです

やっぱりみんな「こども店長」の声で、こどもと一緒に観たいんだな~[ダッシュ(走り出すさま)]

私たちは 間を縫って字幕で観ました

[時計]  [時計]  [時計]

で、どうだったか というと。

私とDさんはちょっと残念な感想をもちました・・

予告篇でも感じていたけれど

主人公のマックスはお姉さんにもお母さんにも 

もっと自分をみてほしいのにみてもらえず さみしい想いをしているこども

オオカミのぬいぐるみを着て暴れるのも

お母さんへの自己主張として描かれていました

かいじゅうたちのいるところでは

かいじゅうたちのおうさまになって 一緒に大暴れするけれど 

そこでの人間関係(かいじゅう関係?)にも悩みます

家に帰ろうとするときには 

「ぼくはおうさまではない」というマックスのことばに

なんとなく

ウソをついてしまった・・というマックスの後ろめたさを 感じてしまいました

[かわいい]  [かわいい]   [かわいい]

絵本の『かいじゅうたちのいるところ』を思いっきり楽しんでいた私にとって

マックスの家での大暴れも、かいじゅうとの大暴れも

もっともっとスカッとしたお遊びのイメージ[揺れるハート]

お話の流れも雰囲気もいわゆる

[いきてかえりしものがたり] で

『めっきらもっきら どおんどんhttp://myhome.cururu.jp/livelovelaugh/blog/article/91002122999

とか

『ピーター・パン』  http://myhome.cururu.jp/livelovelaugh/blog/article/91001170741

なんかと同じように

現実世界から 空想世界に行って 思いっきり楽しんで

そして お母さんや自分の家を想いだして 帰ってくる

「あ~ たのしかったぁ~[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)] 」 絵本だと 思っていたのです

おうさまになったマックスは 

本当にどんなことでも解決できる 魔法のチカラをもっている!

どんなに恐いかいじゅうだって

マックスのかいじゅうならしの魔法におびえ おとなしくなってしまうのだから

そんなにすごい王さまでも、かいじゅうたちを寝かしてしまうと 

やっぱり大好きなお母さんを思い出して 

おうさまを 「やめる」 ことにしたはずなんです

(確かに英語では gave up っていってるけどね・・)

映画はなんだか とっても悲しくて、悲しくて

マックスにも、かいじゅうたちにも

ハッピーエンドではなかったような気がしています [あせあせ(飛び散る汗)]

ほかの友人Uさんはコレをみて、そこまで思っていなかったようで

いろんな見方があるんだな~

と 当たり前のことを思ったりもしたけれど

私はこの映画 「おとなの映画」だな~って思いました

(そこは Uさんも同じ意見だったな)

[かわいい]  [かわいい]  [かわいい]

高校生の娘が友達とこの映画を観にいく[黒ハート] と

楽しみにしているけれど

「絵本は絵本、映画は映画で 別物よ[ひらめき]

と話しました

「そりゃそうじゃん」

とサラリと返してきた娘は どんな感想を持って帰ってくるのか

ちょっとドキドキしています


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mariotto

基本的に、原作と映画やドラマは違うものですよね^^;
そうは思っていても、その原作の世界観などは
崩さずにいてほしいなぁと・・・。
まぁ、監督さんやら脚本家やらの捉え方で、
全然違う作品になってしまうのでしょうね。

ちなみにアタシは『こども店長』の声があまり好きな方ではないし、
DVDなどで洋画を観るときも字幕派です^^
by mariotto (2010-02-03 16:15) 

まあさん

mariottoさん、そうなの。
「違うもの」なんだけど、私にとっては「あまりにも違う。。」だったので(^^ゞ
こどもみたいだよね^^

一番ショックだったのは原作者のセンダックが絶賛しているということ。

センダックの移民としての生涯まで、おもいだしてしまいました。
私たちは(私は・・かも?)しあわせな日本人なんだな~ってね。
by まあさん (2010-02-11 12:08) 

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